国家資格・情報処理安全確保支援士(登録情報セキュリティスペシャリスト)には講習受講の義務がある。毎年1度のオンライン講習、そして3年間に一度受講する必要がある実践講習(特定講習)。もともとはIPAが用立てた講習だけだったのだけど、いつの頃からか民間の講習でも代用できるようになった。僕は初回IPAの集合講習を受け、2回目は株式会社ラックの研修を受けた。あれから3年、3回目の講習を今日受講。今回はIPAが用立てた研修を受ける。最近は実践講習Aとか実践講習Bとかいうらしい。最初に受けた集合講習が今で言う実践講習Aらしいので、今回は実践講習Bを受講。前回は集合講習だったのだけど、コロナ騒動を超えてこれらの講習もリモートになったらしい。受講料なんと8万円、会社様に出していただけていることに感謝。
受講前に、資料を読んで、受講2日前にオンライン試験の合格と、事前課題(リスクの洗い出し的なヤツ)を求められる。後、講習用のポータルを見てリモート環境の接続の準備をしなくちゃいけないそう。使うのはWebexとブラウザ経由でアクセスできるファイルサーバのようで、PCからWebexにアクセスせよといわれてる。なんとなくWindows PCを使った方が良さそうな気がしたので今回は自宅のWindows PCを使うことに。このPCにはカメラがついていないので顔見せ・音声入出力用にiPad Proを使う。Webex2台ログインってことになるんだけど、PCから入るWebexには「氏[全角スペース]名」を入力し、顔見せ用iPadには「氏[全角スペース]名[全角スペース]音声用]と名前を入力して使えばよいようだ。
講習は朝10時開講で、朝9時半からWebexへのログオンを進める。まず、講習用のポータルからWebexのリンクに入って、そんでもってWebexチャットに書かれている会議用IDを使ってiPadでログオンする、と。
Webexで入場すると先方がマイクと映像のチェックをしてくれる。すごい丁寧でひとりひとりしっかり対応してくれる。講師は2名、講習開始の10時までラジオのようにずっとしゃべってるのでいい感じ。法定講習なので10時以降は無断で立ち去らないようにしてねと言われるのと、参加者は9:48までに全員揃うも、法定講習なので10時までは開始もできないんだって。
10時きっかりにスタート。講習の内容はIPAサイトの実践講習B。内容は「新規事業を立ち上げる際のセキュリティ上の助言をグループで検討するという演習を通じ、業務で利用するための実践的な能力を習得します。」というもの。
講習の題材とかは勝手に漏らしちゃ駄目そうなので基本ここにはかかない。参加者は合計16名。PCとタブレットの2台体制で参加しているのは自分だけでした。事前に案内があるのだけど、モニタは2画面あるほうが事実やりやすい(無くても参加可能)。必要なツールはWebexアプリとブラウザさえあればよく、他は不要。細かいこと言うと、事前課題でワード形式のファイルが配布されるのでMSワードとかワードパットとか、docx形式のファイルが見られるソフトウェアが必要です(当日は不要)。
法定講習なので、という理由にて、講習時間中は自分の顔投影オンで、食事とかたばこ休憩とか業務都合で抜けるとかはNG。飲み物は手元に携えておいて適宜飲むのはOK。また「ご家族からの緊急の連絡とか、体調の都合まで駄目とは言いませんが、その際は事務局に連絡をしてください。」とのことだったので、至急のうんことかは事務局に言えば大丈夫なはずです。
Webexのブレイクアウトセッション機能で4名4グループに分かれて、全部で5回のセッションがある構成。1回目は自己紹介でブレイクアウトセッションの機能自体のお試し、2回目はグループワークの進め方の実習を兼ねた簡単な内容、そのあと2回に渡るケーススタディを用いた時間をかける討議、最後に1日の振り返りのセッション、という感じ。
グループワークの役割も事前に事務局が割り振ってくれてて、あらかじめ「進行役」「書記」「発表者」というのが取り決められている、特定の人に役割が押しつけられることがなくて良い仕組み。
僕の他の参加者は全員普段セキュリティ業務やってない人っぽい(インフラです、アプリです、AI検討してます、という感じ)。進行役以外のワークでも僕はわりと喋ってた気がするけど、前回、IPAの集合講習に参加したときは自分がほぼすべてリードしまくっていたこともあり、今回は少し自重を入れた。「その意見、ちょっとずれてるな」とかあってもあまり止めずに前に進んでもらったりとか、他の人の意見を尊重してその後フォローしていくみたいな気持ちで取り組みました。
午前中は1時間半の後10分休憩、その後1時間セッションやって12:30から1時間の昼休み。午後は休憩2回くらいで18:00までかかりました。2名の講師はしっかりされている方々で不満なし。8万円も費用がかかる講習なりの品質ではありました。
講習修了後は再び専用ポータルに入って「事後チェック」と「アンケート」を当日中に回答する必要があるとのこと。回答してみて、事後チェックとアンケートの違いがよくわからなかった、アンケートに統一すれば?って気もしたけど、回答数は多くもなく、内容も難しくなかったので完了。よってこれで今日の講習クリア、のはず。
ただ、修了判定が出てくるのは5営業日めどかかるらしく、今日の段階で受講証明書はもらえない(ダウンロードできない)。講習中に特に警告を受けたわけでもなく、修了テストがあったわけでもないので、別に大丈夫と思うが、本当に証明書もらえるかどうかは待ちましょう。なお、これで修了ならば、僕の場合は最大4年間はこの手の集合講習の呪縛からは解き放たれますよ。
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